目次
前回の「Googleアナリティクスでどんなことがわかるのか?」では、
- どんなユーザーが
- どんなきっかけでホームページを見にきて
- ホームページのどこを見てくれたのか
といった情報の調査方法を紹介しました。
みなさんのホームページは、1日にどのくらいのユーザーに訪問されているのか、わかるようになりましたでしょうか?
「1日5ユーザーしか訪問されていない・・・」、逆に「1日1000ユーザーも訪問している!?」という方もいらっしゃるかもしれません。
「Googleアナリティクスを使って、ホームページを分析、改善しよう!」と思っても、ホームページが見られていなければ、分析に必要なデータは収集できません。
どうしたらホームページを見てもらえるようになるのか?
ホームページを見てもらうためには、「集客」が必要です。集客はどうすればよいのでしょうか?
私がコンサルしてきた人をみてもここで悩む人が多いです。
- 検索結果の上位に表示されるようにSEO対策を実施する
- 他のホームページやブログで紹介してもらう
- インターネット上に広告を出す(リスティング広告、Facebook広告など)
- FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSで宣伝をする
- 最近注目の音声版Twitter「Clubhouse」を活用する
- 動画(Youtube)を活用する
- メールマガジンを配信する
- LINE公式アカウントでメールマガジンと同様に配信する
など、様々な集客方法があります。
その中のひとつに検索者の意図をくみ取り、「ユーザーが知りたい情報(コンテンツ)を増やす」という方法があります。
ホームページのターゲットであるユーザーが知りたい情報をきちんと掲載すれば、検索結果に表示されやすくなります。また、他のホームページやブログでも紹介してもらえるようになり、結果アクセスされるホームページになります。
逆に、検索者の意図をくみ取らず、ホームページのターゲットであるユーザーが関心のない情報が掲載されていれば、ユーザーはそのホームページに訪れることはないため、たとえ訪れたとしたとしてもすぐ離脱され、アクセスされないホームページになってしまいます。
ユーザーが知りたい情報ってどうやって増やすのか?
私がホームページを制作した「一般社団法人ジャパンエレガンススタイルアカデミー」をもとに、実際にアクセス解析をしながら、改善をしていく様子をご紹介していきます。
それでは、一般社団法人ジャパンエレガンススタイルアカデミーを例に、ユーザーが知りたい情報の増やし方を説明します。
アカデミーの情報を掲載する
一般社団法人ジャパンエレガンススタイルアカデミーはテーブルマナーに関する資格取得や1DAYレッスンを実施しています。
昨今のコロナ渦においてもオンライン対応を実施し、売上はコロナ以前と変わっておりません。
例えば「テーブルマナーに関する資格」を探している人に、「どんなサービスを提供しているのか」「資格取得するメリット」を提示しています。履歴書に書ける資格ということ明確に打ち出し、企業に就職を考えている人が履歴書に書いて、「面接官にこの資格というのはどようなものですか?」と訪ねられ、ホームージを紹介し、就職が決まってという人が実際に出ています。このように実際にあった商品・サービスの詳しい情報をきちんと伝えまていきましょう。
ユーザーは「信頼」できる情報を求めています。「情報の鮮度」「運営者情報」「第三者の評価」も掲載しましょう。
- 更新日時
- お客様の声
- メディア掲載情報(雑誌やTV、ホームページで紹介されたなど)
お客さまからいただいた質問を掲載する
電話やお問い合わせページでいただいた質問は、「ユーザーが知りたい情報」そのものです。
「よくある質問(Q&A)」のページを作成するか、内容によっては新しく1ページ作成してもよいかも知れません。
検索キーワードから、ユーザーの疑問・質問を考える
検索した時に自動で出てくるキーワードから、検索ユーザーの疑問・質問を読み取ることができます。「Googleサジェス
ト」といって、キーワードを入力すると、次に入力される単語を予測してくれる機能です。
例えば、「東京 テーブルマナー」と入力した場合はどのような単語が出てきますでしょうか?
この中で「マナー教室 東京 テーブルマナー」と検索しているユーザーを想像してみましょう。
ユーザーに合わせて利用シーン(この場合、教室に通ってマナーを学びたい人)がイメージしやすいコンテンツを作成することで、「ユーザーの知りたい情報」を増やすことができます。
関連するキーワードは、まとめて一覧で取得できるツールがあるので、ぜひ使ってみてください。
・ラッコキーワード- Google/Bing/Yahoo関連キーワードツール
競合と比べてみましょう
競合や近隣のホームページを調べてみます。
競合のホームページと比べて、自分のホームページに不足している情報はありませんか?もしあるようなら、情報を追加しましょう。
また、自分のお店だけが提供できる商品やサービスはありませんか?
もしあれば、それは強みになるかもしれません。もし飲食店であれば、食べログで、同じジャンルや競合の口コミもチェックしましょう。ユーザーのニーズが発見できます。
まとめ
「Googleアナリティクスを使って、ホームページを分析、改善しよう」と思っても、ホームページが見られていなければ、分析に必要なデータは集まりません。
ホームページを見てもらえるように、
1. 店舗情報、商品、サービス内容
2. 電話や店頭でいただいた質問、検索ユーザーのニーズ
3. 競合と比べて不足している情報、自分のお店だけが提供できる商品やサービス
を掲載して、ユーザーが知りたいコンテンツ(情報) を増やしましょう。
重要なのは、そうして掲載した情報が、ユーザーが知りたい情報なのかどうかは、検証をしてはじめてわかる、ということです。